2012-03-12

20120312


あの日から、もう四十九日が過ぎました。

時はあっという間に過ぎ去っていき
瞬く間に家族は各々の普段の生活に戻っていきました。
そしてこの七七日(ななのか)の法要のため、またみんなで実家に集まり
父がちゃんと旅立っていけるように供養をしました。

四十九日という言葉は知っていたけれど、それが一体どんなことであり
どんなことするのかなんて、今まで正直考えたこともありませんでした。
四十九日(七七日)とは 、死者があの世へ旅立つ期間のことで
死後、父はこの生と死の中間の世界で、この世の人たちにさよならをいった後、
魂を清めて仏になる為に、あの世を目指して歩いていきます。
そしてその所々に審判の門があり、生前の罪を裁かれるのだといいます。
罪が重いと魂を清めるために地獄に落とされてしまいますが
遺族がこうして法要を行うことで、お経を審判官(閻魔大王?)に届かせて
父の罪を赦して(罪を許して)もらうのです。
まあこれは仏教的な考え方ですけどね。

だから一生懸命、心を込めてお経を唱えました。
そしてお墓に納骨をし、父に本当のさよならをいいました。

私の甥っ子はすくすくと育ち
ぷくぷくした艶やかなほっぺで、キョロキョロ辺りを見回していました。
この世に生まれて見る光景。それは不思議なものばかりなんでしょうね。
きっとおもしろいんだろうな。。。

そして母も誕生日を迎え、年を一つ取りました。
父の入院中に付添で泊まったときに、編んでいたカゴバックを
母が気にしていたので、ちゃんと最後まで仕上げてプレゼントしました。
母にとっても私にとっても父にとっても
思い出のカゴバックです。
“あの時の!!”っと目をキラキラさせながら
とても嬉しそうに手を通していたので 
これをプレゼントにして本当によかった。。。

さよならは言ったけれど
いつまでも家族の心の中には
お父さんはいるんだなって
今は思えるようになってきました。

今月末は
家族で思い出の場所に行ってきます。
楽しみだな。。。


















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