20120224

実家に帰ると
いつものように飼い犬のおしめを替えるのに大騒ぎしている父が待っているような気がしてしまうのだが
やっぱりいなくてがっかりする。

そんなしょぼくれた私を、いつものように犬が大はしゃぎでお出迎えしてくれた。
昨年から癌で闘病中のその子に、逆にいつも慰められる。なんとも情けない。。。

そして家に入ると、所々に大きな袋にまとめられた洋服や私物が置いてあった。
それらは一ヶ月前までは､毎日使われていたものだったのに
使用する人がいなくなってしまった今は、すべてゴミに変わってしまった。

あれから一ヶ月しか経っていないのに
家からも、書類からもあの人の存在がどんどん抹消されていく。
そして家族の思い出のつまったこの家までも
無くなってしまうかもしれないと聞かされた。

実家までなくなるっとは
一体どんな感じなのだろうか。。。


時間の流れと共に
忘れたくない思い出まで消えてなくなってしまいませんように。