天気は快晴。
とっても清々しい朝、私たちは車で東京から出発し途中ものすごい渋滞に巻き込まれるも
なんとか山梨の集合場所に到着。実家から来た家族たちと合流し、みんなで目的地に向かいました。
まずは腹ごしらえ!とほうとう屋に入りみんなでランチ
弟の子供は更に成長し、また一回り大きくなっていました。(どんどん大きくなるねぇ。。)
弟も更に父親らしくなっていて、いつのまにか私より全然大人になっちゃったなぁ。。。
と感心しちゃった。きっと父や母になると成長するんだね。。。
みんなで和やかにお昼を済ました後、そしてまた目的地の湖へ。
父が亡くなってから約2ヶ月
父のためにお通夜をし、告別式をし、四十九日で納骨をし、お彼岸で墓参りもし、
これから一周忌、三回忌、七回忌、、、、とまだまだ続いていくのだが、
私たち家族にはもう一つ葬式の時から果たしたいと思っていた指命がありました。
それは父を私たち家族の思い出の場所に連れて行ってあげることでした。
市場の仕事をしていた父は仕事でよく山梨に来ていて、
昔、色々な所に出張で駆け回っていた頃、その出張を利用して小さな私たちを一緒に山梨に連れてきては、
朝方、母と私たちを富士急ハイランド前におろし、夕方迎えにきてみんなでビジネスホテルに一泊して帰るというコースを作っていました。遊び疲れた私たちは中々迎えにこない父をいつも待ちぼうけしていたような、、、
そんなことはなぜかよく覚えているものですね。
その後も父と母は一緒によく仕事で訪れていたので
母はここに父を連れてきたかったのだろうと思いました。
目的地に到着。
雪をかぶった富士山は青空の下キラキラと輝いていました。
そして、良さそうな場所を選びみんなで父の骨の小さな欠片を一人ずつ手に持って湖に投げこみました。
2ヶ月前までは隣で冗談を言っていた人
37年間ずっと私を守っていてくれた人は
今はこんな小さな白い欠片になってしまった。
自分の手の上にのっている父は、
もう父ではなく、魂もない、ただの白い骨と灰でした。
なんだか不自然なようでもあり、
でもこれが自然なんでしょうね。
父と波瀾万丈の人生を送ってきた母は
生前はいつも父の文句ばかり言っていましたが
遺影を握りしめながら水の中の父の骨をずっと見ている母の目には
本当の父への愛を見たような気がします。
そしてやっと
この任務をみんなで完了し
次に進む準備ができたのかもしれません。
人生には大変なことが沢山あるけれど
みんなで頑張っていこうねって。
お父さんが
家族の大切さを教えてくれました。
今は、本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。
だから心の中で約束をしました。
これからも
みんなで力を合わせて
支え合って
生きていくからね。
って。
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